隠岐:山地防災活動
「自らの生命・財産は自らが守る。」これが防災の基本です。
山や川、人家近くの施設などの日ごろの状態は、管理者より地元住民の方が一番良くご存知であるものの、大雨・地震で「どの状態になれば危険」ということが、住民の方々はわからないこともあり、「山地防災ヘルパー」の協力を得て防災に対する講習会が開催された。
(隠岐郡 西の島町 珍崎地区)
最初から公共事業に頼ることなく、一人ひとりが日ごろから危機管理意識を持つことが大切である。
- まず「自助」:自らの安全は自らが守る。
- 次が「共助」:自分たちの住んでいる地域は自分たちで守る。
- 最後に 公助: 個人や地域、民間の力ではできないことについて公共(公的機関)で守る。
○防災講習会
- 地域の山地災害の恐れのあるところを日ごろから知っておく。
- 山地災害の危険信号を見逃さない。
- 気象情報に注意。
- 危険を感じたら指定された避難場所へ。
- 非常用持ち出し物を日ごろから準備。
- 破損、亀裂、傾動、水抜きパイプの穴は詰まってないか。
- 腐食はないか。
- 落石はないか。
- 上部山腹は安定しているか。
- 袖部の洗掘
今回は離島ということもあり時間的制約を受け、現地での講習会はできなかったが、パンフレットやチェックシートにより説明され、地域住民の防災意識の向上が図られた。
講師:
島根県山地防災ヘルパー協議会(佐川俊二、講武俊雄氏)
西の島町役場 環境整備課
隠岐支庁 農林局 林業進行・普及グループ
隠岐支庁 県土整備局 治山・林道グループ